パリに『音楽の日』という一日があるそうです。
「この日はみんな路上で音楽を奏でていいですよ」というパリ市長の声がけひとつで、
市民がのびのび自由に音楽を奏でるようになったそう。
その一日は、街が音楽で溢れるんですって!
「Sing!恵比寿」は、恵比寿にもそんな音楽に溢れた幸せな一日がつくれたらいいなぁ、という思いから立ち上げました。
(シブヤ大学第一回目の授業告知より)
Sing!恵比寿発足のきっかけとなったパリの『音楽の日』
「Sing!恵比寿」は、恵比寿にもそんな音楽に溢れた幸せな一日がつくれたらいいなぁ、という思いから立ち上げました。
(シブヤ大学第一回目の授業告知より)
Sing!恵比寿発足のきっかけとなったパリの『音楽の日』
このイベントを肌で感じるためのパリ遠征も三年目!
今年は16名の有志がパリへと旅立ちました。
別ステージの練習の合間を縫って、夜の公園やカラオケで練習を重ねてきました。
さて、どんなステージに仕上がったのでしょうか...?
<セットリスト>
□All you need is Love
□上を向いて歩こう
□見上げてごらん夜の星を
〜インターバル(Tacaさん&アントニオさんのセッション)〜
□桜言葉
□翼をください
□Oh Happy Day
□All you need is Love(アンコール)
伴奏(アコーディオン):Taca
伴奏(ギター):アントニオ
*ドレスコード:フランス国旗の色(青・白・赤)
■音楽の日 前夜祭
ステージの下見も兼ね、ジャン23世公園に集合。
実は何を隠そう、この日がパリ隊全員がそろう初めての日。
私自身はドキドキしながらステージに向かい、一人、また一人と集まることに興奮を覚えた。
だって、異国の地にいながら、まるで恵比寿に居るかのようにメンバーが集まってくる!
このステキな再会がとってもうれしかった。
ステージ会場に集まったメンバーは、当日一緒に演奏をしてくれるアコーディオニストのTacaさんの案内で前夜祭会場のお店へ。
地中海料理のお店をSing!パリ隊でほぼ貸切。
ようやく本当にフルメンバーがそろった!
別々のルートでパリに入ったが、無事に全員揃ったことに感謝し、乾杯!
前夜祭が始まった。
各テーブルで各々の旅の話に花を咲かせる。
途中でまたステキなお知らせが。
サン・ジェルマン・デュプレ教会で「Gospel Dream」というコンサートをやっているということで急遽、鑑賞へ行くことに。
前夜祭参加メンバーの3分の2はコンサートに向かい、残り3分の1はお店で引き続き食事とお酒を楽しんだ。
〜Gospel Dream Concert〜
道に迷い、夕立に降られながらもなんとかサン・ジェルマン・デュプレ教会に到着。
すでにコンサートは始まっていた。観客は7-80名くらい。
パフォーマーは10名弱。サックス奏者が一人で後は全員シンガー。
教会の構造も相まって、マイクも無いのに音が良く響く。
音楽を楽しむにはとても良い空間だった。
お客さんを巻き込むテクニックもすごく、パフォーマンスの見せ方、たとえばクラップの仕方が変わるだけでもものすごく新鮮に見えた。
コンサートが終了しお客さんがある程度はけた時、教会内の声の響きを確認したいという思いもあり、興奮冷めやらない勢いを借りて「見上げてごらん夜の星を」を歌いだした。
各パートのハーモニーがよく聴けて、ものすごく気分の良い瞬間になった。
残っていたお客さんに拍手をもらい、さらに上機嫌に。
教会の出口でコンサートのスタッフさんに出会い、話しているとさらに盛り上がってしまった。
コンサートでは聴けなかった「Oh Happy Day」を私たちからのプレゼントということで
熱唱。スタッフさんもとっても喜んでくれた。
私たちのテンションはMAXになり、教会を出た後そのまま路上ゲリラライブということで
「上を向いて歩こう」と「見上げてごらん、夜の星を」を披露。
投げ銭はいただけなかったが、ステージを観に行くと約束をしてくれたお客さんはゲットした。
■音楽の日 リハーサル
Tacaさんが予約してくれたスタジオでステージ当日の午後からスタート。
まずは発声練習&ウォーミングアップ。
そのままステージ本番さながらの、MCも交えたリハーサル。
全員であわせるのはこの場が初めてだったので、テンポや曲調の細かいチェックをしながら進める。
一通りリハをやった後、私たちは一息休憩。その間、Tacaさんとアントニオさんはインターバルで披露する曲のリハーサル。
最後にもう一度一通りの流れを確認すべく、通しで歌う。
あっというまに2時間のリハーサルが終わった。
あとは移動して、本番を迎えるのみ。
■音楽の日 本番
私たちSing!メンバーはメトロで本番ステージまで移動。Tacaさんとアントニオさんは楽器および機材があるため車で移動となった。
ステージの約30分前に到着し、周辺の人たちへのビラ配りや横断幕の準備など設置を始める。ステージも開錠され、立ち位置や並び順を確認。
しかし・・・
時間になってもTacaさんとアントニオさんが到着しない...!
どうやら、車が渋滞に巻き込まれてしまったようだ。
ただ、こういうハプニングがあったとしても動じないのがSing!恵比寿!!
発声練習をしながらのリハーサルということで、アカペラで歌声を披露。
10分ほどウォームアップをしていたら、Tacaさんとアントニオさんが無事、到着。
楽器の準備が整うまで、MCでつなぐ。
準備が整ったところでようやくステージがスタートした。
1曲目の「All you need is Love」では演奏と歌のタイミングがずれてしまうハプニングもあったが、そういったことも上手くカバーし、いつものSing!らしく歌い始められた。
オーディエンスも結構集まっていて、拍手もいただけた。
続いて、「上を向いて歩こう」
今回はパリバージョンということで、「第三の男」に入る時のカウントをフランス語にし、「Sing!恵比寿」のコーリングを「Chante!Ebisu/Chante!Paris」に。
そのまま3曲目の「見上げてごらん、夜の星を」
会場も徐々に盛り上がって、演奏後の拍手が曲が進むにつれて大きくなってきた。
3曲終わった後、インターバルでTacaさんとアントニオさんのセッションを2曲。
1曲目はアントニオさんのギターソロ。しっとりした曲調で、緑の中に囲まれてるステージで心地よく響いた。
2曲目は「ミハル」
アコーデオンの調べにギターがとてもよくマッチングしていた。
私たちも終盤、思わずハミングで参加。
その後、後半に突入。
「桜言葉」
今回はいつもとテンポとアレンジが違ったが、とってもステキなハーモニーが伝えられた。
曲の間に徐々に太陽が出てきて、晴れた空の下でのステージ。
5曲の「翼をください」
転調後からお客さんも一緒になってノリノリでクラップをしてくれた。
最後の曲「Oh Happy Day」
この曲もいつもと違って、ステキなボサノバ調の演奏。
走りやすい曲ではあるが、テンポが少しゆったりしていたので、走らずに歌えた。
最後、アンコールで「All you need is Love」モブバージョンを歌うことに。歌う前にサビの振り付けレッスンを行い、会場全員巻き込んで熱唱。
お客さんも「L・O・V・E」をやってくれて、会場が一体となり、最高のステージとなった。
今回、歌ごとにソロを替え、経験がある人もない人も、ほとんどのメンバーが歌うようにした。それぞれのキャラクターが上手く生かせたソロになったと思う。
総括として、歌は言語関係なく人の気持ちに伝わるということを改めて味わえたステージだった。
来年も、もう一度このステージで歌いたいと思った。
ソプラノ 細谷
おまけ。セーヌ川沿いや橋の上でもゲリラライブを敢行☆
以上、パリ音楽の日(la Fête de la Musique)のステージレポートでした。
パリ遠征にご協力くださった全ての皆様に感謝いたします。
ありがとうございました!!!