知る人ぞ知る、歌好き集団だった『Sing!恵比寿』も、今となっては恵比寿・渋谷の顔(どやw)!!歌の持つ力を信じ、歌でHappyを共有し、歌を通して世界とつながりたい!と、本気で活動を始めてから2年という歳月が過ぎました。
ありがとうございます!
3年目を迎えた『Sing!恵比寿』も、シブ大の授業(公開レッスン)として新メンバーを募集するのも早4回目です。今回も幅広い年代から約80名の方々が参加してくださいました(さらに現メンバーから約30名がデモ隊として参加)!
会場は、なんと『Sing!恵比寿』が普段のレッスンで大いに活用させていただいている、渋谷区立長谷戸小学校の音楽室!
まさに、ホームど真ん中。安心感が違います。すると、どうなるでしょう?
■オープニング■
上田さん「La-lala la la la
la-lala…(以下略)」
生徒さんたち「……(失笑)」
Sing!恵比寿メンバー「(おぉ、今回はフランス国歌か…!!)」
…はい、こうなります(笑)。非常に伝わりづらいテンションでごめんなさい。
今回の公開レッスンも、我らが隊長こと上田さんの独唱(フランス国歌ver.)がチャイム代わり。
ちょっぴり緊張していた空気が一気に和んだところで、まずは『Sing!恵比寿』のプロジェクト説明、先生・スタッフ紹介、生徒さん同士での自己紹介などから始まりました。
生徒さんたちは20代から50代(自己申告制)までと本当に幅広く、女子が多いなぁ!というのが第一印象。また、楽器・合唱経験者の方が非常に多いことにも驚かされました。そのことが、この後のレッスンスケジュールをも変えてしまうことになるとは…(もちろん良い意味で)!!
■現メンバーによるデモ歌唱&みんなで練習(パート練習)■
―「Oh Happy Day」―
次に、吉田先生のファンキーな歌声とピアノ伴奏で、現メンバー全員が各パートを歌い、それを聴いた生徒さんたちには、自分に合ったパートを選んでもらうという流れで進んでいきました。
その後は現メンバーも生徒さんたちと混ざり、パートごとにまとまって、吉田先生の伴奏付きのご指導と、荒尾先生による表情や姿勢チェックなどにより、みなさんもどんどん笑顔になって、楽しそうに歌っているのが分かりました。
各パートの音を全員でみっちり確認したあと、いよいよ丸々一曲を合わせました!すると…音楽室から溢れんばかりの厚みのある豊かなハーモニーが響き渡ったのです!想像以上の仕上がりに、先生方も現メンバーもびっくりでした!
あまりの呑み込みの速さに、なんと予定より時間が余ってしまったため、急きょ、振り付けまで練習することに!ステップの踏み方や、最後の決めポーズのタイミングだけ確認して、あとのハンドクラップなどは見よう見まねで、とにかくトライ!リズムに合わせて体を動かすというよりは、体を使ってリズムをとる感覚で、みなさん本当に楽しそうに歌い切りました。
みんながみんなに笑顔で拍手をして、5分程度の休憩が入りました。
その間、近くにいた生徒さんたちに、ここまでの感想を聞いてみると、「楽しい!」「大勢で歌うって気持ちいいですね!」といった嬉しいお言葉が続々と!休憩中の音楽室の雰囲気は、最初とは打って変わって、今日初めて会った人ばかりとは思えないほどに温かく(熱く?)、さながら“歌好き仲間のしゃべり場”と化していたのでした。
―「翼をください」―
こちらもデモ隊による発表からスタート。誰もが知っている曲に、『Sing!恵比寿』ならではのアレンジを加えると、こんなにノリノリで楽しくなっちゃうんです!という、オリジナルの流れを説明したあと、全員で主旋律を歌い、2番は生徒さんたちが主旋律を歌うかたちでレッスンは進んでいきました。
するとこちらもスムーズに歌えてきたので、急きょ、転調前のメロディーのみパート練習をして、全員でハモってみることに!口も大きく開いていて、とても初めてとは思えないほどのハーモニーが広がりました!みなさん一度は耳にし、歌ったことのある曲だからでしょうか、歌うたびに表情が良くなっていくのが分かって、その様子を見ていた先生方も、とても嬉しそうだったのが印象的でした。
現メンバーにとっては、「Oh Happy
Day」も「翼をください」も初心に返って、注意すべきポイントなどを再確認し、改めて“自分たちの歌”として大切に歌い上げるという意識が高まった、とても良い機会だったと思います。
■エンディング■
最後は、私たち『Sing!恵比寿』の今後のレッスン予定や、一回のレッスンの流れ、今年参加予定のステージやイベントのお知らせなどがありました。
そう、『Sing!恵比寿』はアマチュアなのに、いきなり公共の場で歌わされ…いやいや、歌わせてもらえるという素晴らしい団体なのです!そして、もっと歌いたいと思ったら、自らもイベント・ステージを企画してしまうという、すごい団体なのです!
6月にはパリで、有志メンバーが歌ってきます。9月には仙台の音楽フェスに参加予定で、こちらにはすでに参加を希望されている方がたくさんいらっしゃいました。
そんな『Sing!恵比寿』は、自主的かつ積極的に、できることで協力しようという意志で集まったコアスタッフが中心となって、基本的にはボランティアスタイルで運営している団体です。そういった説明も踏まえ、年会費や募金の使途もお話しし、ご理解いただきました。みなさん、熱心に聞いてくださり、『Sing!恵比寿』というクワイアーがここまで成長し、続いている仕組みが、少しでも伝わったのではないかと思います。
恒例の写真撮影も、たった2時間半でこんなにも和気あいあいとした笑顔あふれる良い雰囲気になるのか!と驚くほどのワイガヤ感でした。その後のアンケートにも、みなさんで感想を共有しながら、丁寧に回答してくださっていたようで、本当に嬉しい限りです。
■新旧メンバー懇親会&『Sing!恵比寿』2周年記念パーティー■
公開レッスンの2時間半は、本当にあっという間でした。いつも思うのですが、こういう場って、楽しくなってきたぞ!もっと歌いたい!もっと話したい!と思ったところで終わってしまうものなんですよね。
しかし、なんと今回は、新旧メンバーの懇親会も用意されていたのです!場所は、長谷戸小学校から徒歩10分程度のところにある、フィットネスクラブ一撃カフェ。任意参加でしたが、多くの方々が参加してくださり、大変盛り上がりました!!飲み食いしながらの歓談の時間というのは、それまで凝り固まっていた“緊張”や“遠慮”という見えない塊を解きほぐし、“恥ずかしさ”という壁をも気持ちよく壊してくれるものです。
途中、5月生まれの生徒さんに向けて、『Sing!恵比寿』オリジナルver.のHAPPY
BIRTHDAYをサプライズで歌わせていただいたときのこと。その生徒さんは「こんなふうに盛大にお祝いしてもらったのは初めてです!一生忘れません!」と、本当に驚きながら喜んでくださいました。他の生徒さんたちも、会場全体の明るいパワーに包まれて、一緒に歌って手拍子してくださっていました。
これぞ、「周りを巻き込み、垣根をなくして、みんなが一体となって楽しむ」という『Sing!恵比寿』が目指すスタイルのひとつではないでしょうか!そして、そのスタイルが最も体現されたのが、ラスト30分間でした。これまでのレパートリーを、とにかく歌いまくる!!(笑)
みなさん思い思いに体を揺らして、手拍子をして、ステップを踏んでリズムをとり、とにかく笑顔で、とにかく大きな声で、思いっきり歌う!歌う!歌う!余計な力が抜けた、本当に気持ちの良い歌声が、会場全体にこだました、まさに最高潮のひとときでした。
■おわりに■
その後、現メンバー20数名は、渋谷ヒカリエにて開催されたシブヤ大学の学校説明会の中でも、授業紹介として一曲「翼をください」を歌わせていただき、それまでプレゼンを聴くだけで静まりかえっていた会場の空気を一瞬で崩した…いやいや、和ませたのは、言うまでもありません!
魅力的なステージや、盛り上がること必至のイベントはもちろん、通常のレッスンを重ねるごとに強くなっていく絆や一体感こそ、大切にしていきたいものですね。『Sing!恵比寿』には、かけがえのない仲間たちが集い奏でる、特別な時間が流れているのです。これからの活動にも、どうぞご期待ください!そして、このレポートを読んでくださったみなさん、ぜひ一緒に歌いましょう!!
(『Sing!恵比寿』メンバー:関根恵理子)