2012年9月14日金曜日

仙台遠征の報告に代えて〜感想文集〜

9/8、9の定禅寺ストリートジャズフェスティバルを終えて、メンバーの皆さんから続々と感想が上がってきています。
それぞれの想いを表現してくださった素晴らしい文章を、少しだけ、紹介させていただきます。

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大勢の力がひとつになる瞬間のゾクゾクするようなわき上がる感動を久しぶりに味わって、思わず涙腺が何度か崩壊しました。

私の歌の先生がよく『歌は体一つで奏でられる芸術』と言うのですが、それだけじゃなくて(ひょっとしたらそれだからこそ!)、人と人がつながり合える力を持ったものなんだと強く思った2日間でした。

初ステージでしたが、練習と本番は全然ちがうな!と思いました。聞いてくださっている方々の顔がみえて、だんだんと楽しそうに乗ってきてくださって、お互い拍手を送り合えて、感動しました。

1日目のステージで盛上げ隊として客席側にいた際に隣で一緒に歌った方とその夜に定禅寺通りで偶然再会し「Sing!の方よね!本当に素敵だったわ」とお声掛けいただき、2日目のステージもお越しくださり(私からは見つけられなかったのですが)ステージ後に、またお声掛けくださり「本当に素敵なステージでした!ぜひ一緒に記念写真をとっていただけますか?」と仰ってくださって。
これって確実にSing!のみんなの歌が、聞いてくださっている方に伝わったからなのだなと。

初の大舞台で緊張もしましたが、ステージでのあの感動は一生忘れない思い出になりました。特に、桜言葉を東北の皆様の前で歌うことができたことはとても感動的で、今でもじーんと心に残っています。

ずーっと歌いたいと思って見つけたSing!恵比寿。
地元仙台で歌いたいという思いで参加したレッスン。
念願かなってあの有名な定禅寺ジャズフェスに参加。
レッスンの成果を披露するだけでなく、観客のみなさんを引き込み一緒に作り上げるステージ。感動が何倍にもなるんですね。
ステージから見ていたら、最初は興味で聞いていた人がちょっとずつ手拍子をし歌い出すまでの姿を見て、ぐっときてしまいました。


仙台2日目のステージ前の時間にチラシを配っているときに、「テレビを見て探してきたの!」とおばあちゃんが話しかけてくれました。ステージ上から、そのおばあちゃんの楽しそうな笑顔が見えて、涙が出ました。
今回の仙台では何度か涙が出ましたが、そのうちの一度は、2日目のリハーサルで翼をくださいを歌っている時でした。あの一体感!ちさ先生の指揮に合わせて全員でつけるダイナミクスは本当に気持ちよかった。と同時に、まったく同じアドバイスを、1年目にももらっていたことを思い出したんです。あのときは十分に実現できなかったことが、いまはできてる。1日目のステージで見てくださった方々が、私たちに与えてくれた自信と感動が、あの瞬間につながったんだと思います。お客さんからチカラをもらうという経験を、初めてさせてもらったと思います。先生の「続けてきて良かったね」という言葉にじーんとしてしまいました。

これまで、色々なステージやパリ隊にも参加させてもらいましたが、その中で今回が一番、give&takeのうちの、"give"ができたんじゃないかなぁ、と感じました。観客はみんな「歌って楽しみたい」のだから、その望みを叶える場を作るのがSingなのかなぁ、と。
Singのビジョンが小さいけれどもまた一つ実現した、そんな気がします。


正直、新人でいっぱいいっぱいでやってました。初日は頭真っ白で、表現する余裕なんてなかったです。でも2日目はちょっと余裕ができて、聞いてくれてる人一人一人の顔、歌ってる皆の見てるだけで幸せになれるくらい超最高すぎる顔、そして全員がこの歌を通して1つになってる。。そっから震えがハンパなかったです。全身がスピーカーになったんかなと一瞬思いました。
しばらくして、Sing!はひょっとして物凄いところに向かっているんじゃないかって気付きました。これ、本当ヤバイぞって思いました。最高です。


最後に山元町の方たちと『翼を下さい』を歌ったときのこと。私のとなりにいらした、たしかご夫婦の奥様のほうが、歌う前に楽譜を見ながら、言われた一言が忘れられません。「震災直後は声が出なくなっちゃったの。ショックが喉にきたみたいで…。」よく考えてみたら、私が初めてじかに聞いた、被災された方の生の声で、ようやく現実を知ったような気持ちになりました。被災して辛いことがたくさんあっただろうに、さらに歌を愛する者にとって声が出なくなることがどういうことか…。でも、歌い終わった後には、「今日こうして歌えてよかったわ」と仰って握手してくださって、すごく嬉しかったし、なんだか私の方が優しさをもらった気がします。苦しみを乗り越えようとしてる方と同じ言葉同じメロディを口にできたこと、貴重な時間でした。

私達自身が感動するのはもちろん、お客様、それから一緒に歌ってくださった山元町のみなさん、
あの場にいたみんなの、心を揺さぶる「何か」があったと感じています。


「何かをしよう、始めようというときに、他人の心を動かし、実際の“何か”につなげることができるのは、その行為者の情熱だけ」
上田さんの熱い思い、先生方の熱心な指導がsingメンバーの胸に響き、同時にsingメンバーの音楽、歌への純粋な愛情が上田さんや先生方、小久保さんと共鳴し、そうして熱を帯びたsingの歌声が、観に来てくれた方々の心に届いた。
その証が、アンコールや拍手、涙だったと思います。


大人になって、悲しいことではなく、嬉しくて楽しくて感動して、感謝の気持ちで泣けることなんて、そうそうあるもんじゃないと思うんです。そんな貴重な機会を与えてくれるsing恵比寿、が前よりもっともっと好きになりました。
仙台で過ごした2日間、忘れられない思い出になりました。
sing恵比寿、まじヤバいっす。


2日間、あの場にいた皆が、お互いやそれぞれの心に思う大切な人の幸せを祈ったり、苦しみを思いやる気持ちに溢れている気がして、熱くなりました。

singにはメンバーも客席も元気にする力があると思います。
私がsingから元気を貰ったように、少しでも他者を元気づけたいし、人の役に立つことができたらと思います。


もちろん、今までだって何度もステージをこなしてきたけれど、
そのどれもが必要で、大切で、とても楽しかったのだけれど、
「感動」という感情を味わったのは、私は今回のステージが初めてでした。


3年目の今、
これまでの先生方・メンバーの努力、
たくさんの素晴らしいメンバーの加入、
仙台の最高な舞台と、観客のみなさんの温かさとが相まって、
いまだかつてない大成功のステージをおさめることができたことを思うと、胸が熱くなります。


Sing!がなかったら知り合うことのなかったみんな(しかも70人も!)と同じ方を向いて、時間や空間や感情など色々なものを共有できたことは本当に奇跡としか思えなくて、今でも不思議な気持ちです。

「上を向いて歩こう」はもう何度も歌ってきましたが、仙台のステージから見えた景色は、一生忘れることはないでしょう。

Sing!恵比寿 Sing!恵比寿 Sing!恵比寿 LOVE!!!!

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ここに記したのはほんの一部ですが、いかがでしょうか。
仙台でのアツい空気が少しでも伝わっていたら幸いです。

成果とともに、新たな課題も見つかった今回のステージ。
更なるレベルアップを目指してこれからも精進していきましょう。
どうぞ皆さん、まだまだ進化中の【Sing!恵比寿】を今後ともよろしくお願いします!

なかじま